医師 求人のデザイン
世の中のほとんどのことは、l回で交渉をあきらめるのではなくもう二、三回チャレンジしてみることによって、希望していたことの半分はクリアできるようになることが多いことがわかり始めます。
それからというものへこれらの失敗を教訓に不可能と思っても最初から諦めずに、声に出してみるようにしました。
何になりたいの?海外では「アナタは将来何になりたいの?」というストレートな質問をよくされます。
日本のように「まだわからないよね。
十八歳だものね」なんて甘い言葉はかけられません。
「学者になりたい」、「医者になりたい」、「学校の先生になりたい」と、驚いたことに十八歳以下でもオーストラリア人の九割以上がちゃんと職業名を出して答えているのです。
その頃なんでも声に出してみることを覚えた私は、得意気に、「スチュワーデスになりたい」と答えてみました。
よくわからないけど日本のテレビドラマでかっこいいと感じたのを思い出したのです。
「なあんだ。
なんで、そんなのになりたいの?ホステスでしょ了でも日本にはホステスがたくさんいるんだって。
オーストラリアにはほとんどいないのよ。
パブは多いけど隣に女性が座るスナックとかキャバクラもほぼないのよ」「日本では女性の社会進出や昇進が遅れているからへ女性の職業ではスチュワーデスは、ハイレベルなのよ」と私は思わず口に出そうと考えてはみたもののへ言えずじまい。
思わずうつむいてしまいました。
それは飲食街のホステスとスチュワーデスが同じような職業だと思われていたからではなく、スチュワーデスになりたい明確な理由がみつからなかったからです。
位が高いからだけなのかもしれない。
外国人の同級生たちはなりたい職業をちゃんと他人に伝えられるだけでなく「なぜなりたいのか」という理由までもきちんと説明することができるというのに、私ときたら、表現できないだけでなく、なりたい本当の理由さえもわからなかったのです。
見つけだすまえに、氾濫している情報に負けてしまうのかも。
ちゃんと答えられない言い訳を日本の職業の選択意識のせいにしながら、堂々と答えられるオージー(オーストラリア人)をうらやましく思いました。
「じゃぁ、やっぱ-スチュワーデスはやめた。
答えられないってことは本気でなりたいってことじゃない。
やっぱ-貿易会社の社長になることにしたわ」数日間考えてもスチュワーデスになりたい理由がみつからない私は、スチュワーデスの職業をけなした友人に別のなりたい職業を答えていました。
「だって貿易会社を経営すれば自分で外国に買いつけに行けるからへまた骨にいつでも会えるってことでしょう」聞かれる前に理由も追加しました。
それなのにものすごく真剣に一生懸命考えた答えなのに、友人は軽-笑い飛ばしたのです。
それもそのはずです。
あとでわかったのですが、オーストラリアや欧米では学校教育の中で職業に関するクラスが設けられていて適性や分析へ職業の内容の大まかな把握、職業体験などを実施するなど充実しているのです。
彼女たちは小さい境からいろんな職業の内容や分析へ自分の適職、進路をずっと長い間考えてきているのです。
私のようなトンチンカンな説明などとっても幼稚に思えてしょうがなかったでしょう。
「貿易の仕事は私に向いていると思う。
日本より安-で買えるオーストラリアの羊毛を日本に持ち帰れば高い値段で売れるし、なによ-私はだんだん英語が話せるようになっているし。
一ドル百円より一ドル八十円のときに買えば日本ではもっと儲かるし、それにせっかく学校でビジネスを勉強しているのだから。
そう私は経営者になるしかない」なりたい仕事と明確な理由なんて考えてもそう簡単に見つかるものではありませんでした。
どんなに毎日、「私はいったい何がやりたくてどうしたいんだろう」と考えていても、結局は憧れや思いつきでしか仕事を探すことができません。
まわりにスチュワーデスや貿易会社の人がいたわけでもありません。
なんとなくテレビで見た、偶然知った職業がそれだっただけです。
実際に経験もないから、その職業の何がどのように自分に向いていてどんなところが好きかなんてわかるはずもありません。
本当に何度考えても答えられないのです。
幼少時代からの職業に関する教育システムが根本的に違う日本に育った私は、外国人のようにあらゆる職業の内容を把握し、その中から明確に適職をつかみ答えるなんてことはできなかったのです。
日本にいれば確かにそんなものなのかもしれません。
ところが、何度も何度も「何になりたいの?」と聞かれ続けるここでの暮らしからどんな小さな希望でもいいから職業を無理やり、声に出してみることから私の場合は現実に近づいたのです。
理由なんてわからなくても単純な幼稚な答えでもなんとなく憧れというだけでも実際に行動に起してみることから初めの一歩が築き上げられたのです。
うまくいかない就職活動「私は貿易をしたいんだ」そう思いこんだ私は留学を終えて日本に帰国へさっそく貿易会社に勤務して社長になるための準備を始めることにしました。
ところが、私は就職活動というものを知らなかったのです。
どうやって仕事を見つけたらいいのか、まったくもってわからなかったのです。
日本の学校では就職相談室の先生が面接をアレンジしてくれたり指導してくれるそうですが、私の場合は就職相談の先生に出合ったことすらありません。
ファミリーレストランでアルバイトを探したときのように雑誌で探そうとページをめくったもののへ貿易会社の募集はありませんでした。
その時ふとオーストラリアの友人の就職活動の話を思い出しました。
いろいろな会社の面接を受けて落ち続けても妥協せずに彼女は就職したい、旅行会社の看板を見つけ、飛びこんで自分の履歴書を渡し採用されたのです。
真似してみようと思い、私もどこへ出かけるにも上を向いて看板を探して歩きましたが、「〜貿易会社」という名前は数少ないのかなかなか見つけられません。
次に今度は電話帳から調べることにしました。
貿易会社と名前がある会社にすべて電話して募集しているかどうか確認しました。
「私は貿易会社で働きたいのですが、人を募集してませんか?」「はあ?君は経験あるの?」、「うちの募集広告っていま出してたっけ?何を見て電話してるの?」電話帳で見つけた会社に片っ端から電話してみると邪険な返事ばかり。
なにしろ私にとっては初めての東京暮らしです。
友人も近くにいないからだれにも相談できません。
なんでオーストラリアの友人は上手くいったのに私にはできないのかへと不快に思いながら、卒業した高校の担任の先生に電話して聞いてみました。
ところが数学の先生で就職相談の先生ではなかったため、あまり詳しいことは知らなかったのです。
その代わり就職組の生徒たちは、卒業の数カ月前から半年ぐらいかけて、なるべく大企業で、生涯働けるような環境のよい会社を選んでいることへ就職活動をし、学校から推薦状を書いてもらっていること。
また就職活動には時期があるということもわかりました、今年の就職活動のシーズンは終わってしまい、新卒の採用は今年はもうない。
という事実を初めて知らされたわけです。
そして、すぐにでも働きたいのなら派遣会社で契約で働くことをアドバイスされました。
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